外回りの営業に疲れた。移動と客先と飛び込みで一日が溶けて、夜には何も残っていない——そんな20代に向けて書いています。
僕自身は家電量販店の立ち仕事から、内勤のインサイドセールス(IS)に転職しました。「営業=外を走り回って消耗するもの」というイメージは、少なくとも自分が移った先では昭和の残像でした。この記事では、何がそんなにしんどいのか、どんな働き方に移れば何が変わるのかを、実際に動いたときの数字つきで書きます。
この記事の結論(先に3行)
・外回りで消耗するのは「自分の時間が、移動と相手の都合に縛られる」から。性格や根性の問題ではありません。
・同じ営業でも内勤のインサイドセールスなら、移動ゼロ・オンオフが明確で、消耗の”種類”が変わります。
・転職は2ヶ月の短期戦でも動けます。僕の実数はES30社→一次面接10社→二次面接5社→内定2社でした。
外回り営業に疲れるのは、あなたが弱いからではない
「もっと体力をつけろ」「気合いが足りない」。外回りがしんどいと言うと、たいていこう返されます。でも、疲れの正体は体力でも気合いでもありません。自分の一日の使い方を、移動時間と相手の都合にまるごと預けている——この構造そのものが人を削るのです。まずは、その疲れを3つに分解してみます。
① 移動と待ち時間で、一日が溶ける
アポとアポの間の移動、早めに着いてからの待機、戻ってからの日報。実際に「商談している時間」より、移動と待ちで消えている時間のほうが長い日も珍しくありません。やってもやっても手応えが薄いのは、努力が足りないからではなく、努力が反映されにくい構造にいるからです。
② 外に立ち続けても、相手がいなければ何もできない
これは僕が量販店にいた頃に痛感したことです。客がいない時間はただ立っているだけ。動きたくても自分発信では何も進まない。連休もなく、出勤時間もバラバラで、生活のリズムは職場に握られたまま。外回りの「飛び込みに行っても門前払い」も、根っこは同じです。自分の時間が自分のものではない、という消耗です。
③ 数字で詰められ、人格まで否定された気がする
僕は転職活動中、当時の先輩に「お前じゃ営業は無理だろ」と言われました。人間力が足りない、接客も販売レベル、メンタルが弱すぎる、と。その場では何も言い返せませんでした。外回りの成績が出ない時期も、きっと似た言葉を浴びている人は多いと思います。でも先に言っておくと——その評価は、環境を変えると半分くらいはひっくり返ります。
ここまで読んで「全部当てはまる」と思ったなら、一人で抱え込む段階は過ぎています。僕も、この不安を最後はプロに話すことでしか解けませんでした。
「転職が早すぎないか・次に失敗したら後がない」→ 20代の転職を知り尽くしたプロが、人に恵まれた会社を一緒に探してくれる
▶ 【第二新卒エージェントneo】20代の転職、一緒に探してくれるプロがいる →
![]()
向いていないのは「営業」ではなく、「外回りという働き方」かもしれない
ここが一番伝えたいところです。外回りがつらい人の多くは、「人と関わる仕事そのもの」が嫌いなわけではない。嫌なのは、移動で時間を奪われること、相手の都合に一日を預けること、成果が出ているのか分からないまま走らされること。だとしたら、辞めるべきは「営業」ではなく「外に出て消耗する働き方」のほうです。
実は営業にも、外に出ない・移動しない種類があります。次に挙げる内勤系の職種は、同じ「数字を追う仕事」でも消耗の質がまるで違います。
外回りに疲れた人が検討したい、内勤の選択肢
① インサイドセールス(IS)
電話やオンラインで見込み客にアプローチする内勤の営業です。移動がゼロで、席に着いたまま一日が完結します。僕がISに移って最初に衝撃を受けたのは量の自由度でした。量販店は客がいないと何もできませんが、ISは時間いっぱいまで自分から動ける。実際、1時間で40件以上架電し続けた日もあります。「待つ仕事」から「自分で回す仕事」への転換です。インサイドセールスの基本は用語ページでも整理しています。
② カスタマーサクセス(CS)
すでに契約した顧客の活用・継続を支える役割です。新規の飛び込みで消耗するより、関係を育てることにエネルギーを使いたい人に向きます。こちらも内勤中心で、じっくり人と向き合う働き方です。役割の違いは用語ページを参照してください。
③ SaaS企業の内勤営業・BtoB
月額制のソフトを法人に提供するSaaS業界は、ISやCSといった内勤の分業が進んでいて、外回り前提ではない営業のかたちが多いのが特徴です。相手が法人(BtoB)なので、個人宅への飛び込みのような消耗とは無縁です。未経験から20代で入る人も珍しくありません。
「でも、自分に売れるものなんて何もない」——そう思うかもしれません。僕もそうでした。あの頃の僕に教えたいのがこれです。
その後、僕がどうなったか(実数つき)
「向いてない」で終わる話ばかりで、辞めたあとどうなったかを書いている人は意外と少ない。なので、正直に書きます。
転職活動は約2ヶ月の短期戦でした。先に退職日を決めてから動き出し、休みの日も通勤時間もほぼ全部そこに充てました。結果はES30社→一次面接10社→二次面接5社→内定2社。落ちまくっています。でも、落ちた数より「死んでなかった」と思い直せたことのほうが大きかった。話し下手で言語化が苦手な自分に真摯に向き合ってくれたエージェントに、「吸収力の高い20代は、企業が即戦力よりも欲しがる人材」と言われて、ようやく前を向けました。
(※ここで触れているのは当時の転職活動全般での話で、本記事で紹介する特定のサービスを使った体験談ではありません。)
変わったこと
内勤のISに移って、働き方の芯が変わりました。オンオフがはっきり分かれている。休憩はみんな同時で、13時になった瞬間、号令もないのに全員が黙々と架電を始める。あの切り替えが、身体的にも精神的にも本当に楽でした。客の有無に左右されず、自分のやり方で電話して、すぐに改善を回せる。言い訳ができない環境だからこそ、評価が平等で、やっと「やりがい」という言葉の意味が分かりました。壁に数字を張り出される、外回りで走り疲れる、先方に土下座する——そういうのは、少なくとも自分が入った会社では昭和の残像で、令和の営業はもっとスマートでした。
変わらなかったこと(正直に)
一方で、万能な解決ではありません。ISにも数字はしっかりあります。月の目標を日単位まで分解して走り続けるし、数字ができないなら最低限の量はこなす。それもできないと、怒られこそしないけれど居場所がなくなる。「やらないやつの味方はいない」——これは入社1週間で実感しました。そして今も事務作業は苦手です。誤字脱字や数字のズレがたまに出る。ただ最近はAIにチェックを任せて、漏れを潰せるようになりました。苦手がゼロになったわけではなく、苦手が致命傷にならない環境に移っただけ。でも、それで十分でした。
先輩に言われた「お前じゃ無理だ」は、半分は当たっていました。確かに社会人としてのスキルは足りなかった。でも足りない部分は、環境と周りの仲間が育ててくれた。仕事ができないのではなく、環境が合っていなかっただけだったんです。
まとめ
外回りで消耗して「自分はもう無理かも」と思っていた僕を立て直してくれたのは、こういう内勤・IS系に強い支援でした。同じ方向を考えているなら、まずは話を聞いてみるのが近道です。
「エージェントに頼るのも不安」という人には、教わって身につけてから動く選択肢もあります。
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。紹介しているサービスは、筆者(かんた)の転職経験や調べた内容をもとに、読者の状況に合いそうなものを選んで掲載しています。各サービスの詳細・最新の条件は公式サイトをご確認ください。


コメント