仕事で理不尽に怒られるのがつらい20代へ|自信をなくす前の転職の判断

仕事で理不尽に怒られるのがつらい20代へ 転職 転職コラム

「また怒られた」。出勤前、スマホのアラームを止めるたびに胃が重くなる。あなたのその感覚は、気のせいでも甘えでもありません。仕事で毎日理不尽に怒られてつらいのは、多くの場合あなたの能力の問題ではなく、怒ることでしか人を動かせない環境の問題です。家電量販店で「お客様より店長の顔色」がすべてだった僕も、毎日詰められて「自分には価値がないのかもしれない」とまで思い詰めました。この記事は、自信を完全にすり減らす前に確かめてほしい判断基準と、環境を変えて楽になるまでの道のりをまとめたものです。

この記事の結論(先に要点だけ)

・理不尽に怒られ続けると、人は「自分が悪い」と思い込むようにできている。まず切り分けるのは「指導」か「八つ当たり」か。

・怒られる量と、あなたの能力は比例しない。同じ人が、環境しだいで「できない人」にも「頼られる人」にもなる。

・限界まで我慢してから動くより、自信が残っているうちに選択肢だけ見ておくほうが、転職はうまくいく。

「毎日怒られる」がつらいのは、理不尽さを一人で抱え込むから

怒られること自体より、「なぜ自分だけ」「どうすればよかったのか分からない」という理不尽さのほうが、人をすり減らします。叱られた理由に納得できれば次に活かせますが、納得のいかない怒られ方が続くと、受け止めようがなく、ただ自信だけが削れていきます。僕が家電量販店にいた頃の、忘れられない場面がいくつかあります。

自分のミスじゃないのに怒られる

店舗をいちばん知っている店長に接客を任せたら、なぜか副店長とSVに怒られました。別のお客様を案内している最中、動かした手が隣にいたお子さんに軽く触れてしまった——完全な事故で、当のお客様は怒ってすらいないのに、社内で頭を下げさせられたのは僕でした。「お客様じゃなく店長が神様」。フロアに店長が来ただけで、売り場に合図が飛ぶ。いったい誰のために働いているのか、分からなくなっていきました。

「ちゃんとやって」と1日に何度も言われる

SVからは、毎日10回は「ちゃんとやって」と言われました。心の中では「ちゃんとやってるよ」と返している。丁寧に、慎重に、怒られないようにスピードも上げている。なのに、なぜできないんだろう。「覚えれば誰でもできる仕事」と言われて入ったのに、3ヶ月経っても4ヶ月経っても、できるようになる気がしませんでした。

加点がなく、減点しかない

「100点以外は全部クレーム」。色が違う、機能が違う、配送先が違う、どれも即クレームになります。間違えれば怒られ、丁寧にやれば「遅い」と言われる。逃げ場がありませんでした。うまくいって当たり前、ミスだけが数えられる——そういう仕事では、どれだけ頑張っても自己評価は上がりません。

怒られ続けて最後にたどり着いたのは、「誰でもできる仕事ができないなら、自分には価値がないのかもしれない」という結論でした。ここまで来ると危険です。理不尽な環境がつくり出した思い込みを、自分そのものの性能だと勘違いしてしまうからです。

「自分には何もない」——当時の僕も本気でそう思っていました。でもそれは、減点だけの環境に長くいたことの副作用でした。一人で抱えていたこの思い込みは、第三者に強みを言葉にしてもらって初めてほどけました。あの頃の自分に教えたいのが、これです。

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怒られる量は、あなたの能力ではなく「環境」で決まる

今になって分かるのは、僕は「仕事ができなかった」のではなく、「圧迫される環境が向いていなかっただけ」だということです。同じ人間でも、減点しか数えない職場では「できない人」になり、加点を言葉にしてくれる職場では「伸びる人」になります。

そしてこれは、あなた一人の弱さの話ではありません。厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」(2025年公表)によると、2022年に大卒で就職した人が3年以内に離職した割合は33.8%。中でも小売業は40.4%、宿泊・飲食サービス業は55.4%と、全体より明らかに高い水準です。「怒られて消耗して辞める」のは、業種ぐるみで起きている構造的な現象だということです。

怒られ続ける環境から、どこへ移ればいいのか

販売や接客で消耗した人が、比較的なじみやすい方向をいくつか挙げます。先に正直に書いておくと、どこへ行っても「万能な解決」はありません。僕自身、転職して理不尽な怒られ方からは解放されましたが、今も苦手なこと(事務作業の細かいミス)は残っています。それでも、怒られ方の質が変わるだけで、毎日はまるで違うものになります。

インサイドセールス(内勤型の営業)

電話やメールで見込みのお客様にアプローチする、内勤中心の営業です。IS(インサイドセールスとは?)は、お客様が来るのを待つ販売と違って自分のペースで動け、やり方をすぐ改善できるのが特徴。僕も最初は1時間で40件以上かけ続ける量に驚きましたが、休む時と働く時がはっきり分かれていて、販売時代よりも心身はずっと楽になりました。

カスタマーサクセス(CS)

契約してくれたお客様が、そのサービスで成果を出せるよう支える仕事です。CS(カスタマーサクセスとは?)は、新規をゴリ押しで取る営業とは性質が異なり、「売る」より「続けてもらう」が軸。人に向き合うのは好きだけれど、詰められながら数字を追うのが苦しかった人に合いやすい職種です。

法人向け(BtoB)の営業

個人のお客様を相手にする販売(BtoC)と違い、BtoB(法人営業とは?)は論理的・計画的に物事が進む会社が多いです。「お前じゃ営業は無理だろ」と言われた僕でも、周りの仲間が教えてくれて、徐々にコツをつかめました。壁に数字を貼り出す、走り疲れる、取引先に土下座する——そういう昭和の営業像は、少なくとも僕が入った会社には残っていませんでした。

内勤・事務寄りの職種

人前に立ち続けること自体が消耗の原因なら、接客から離れて内勤・事務寄りに移るのも選択肢です。ただし事務にも正確さは求められます。僕は今でも誤字や数字のずれが苦手ですが、AIでチェックを自動化して漏れを減らせるようになりました。「向いていない部分は道具で補う」と考えると、選べる幅は広がります。

「でも、こんな状態で転職なんて。次で失敗したら後がない」。そう思う気持ちは、痛いほど分かります。不安だらけだった僕を支えてくれたのは、20代の転職を知り尽くしたプロが「新卒と違って、若いうちはたくさん落ちていい」と言ってくれたことでした。

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まとめ|自信が残っているうちに、選択肢だけ見ておく

理不尽に怒られ続けると、人は「自分が悪い」と思い込む。まず「指導」か「八つ当たり」かを切り分ける。
怒られる量と、あなたの能力は比例しない。環境が変わると、同じ人が別人のように変わる。
僕は退職日を先に決めて、約2ヶ月で動いた。ES30社→一次面接10社→二次面接5社→内定2社。動いてみると、思っていたより選択肢はありました。
限界までボロボロになってから動くより、自信が残っているうちに情報だけ集めておくほうが、転職はうまくいく。

毎日怒られていると、面接でも「また責められるのでは」と身構えて、言葉が出なくなります。僕もそうでした。話す内容をキーワードだけ決めて練習したら、面接の不安がすっと軽くなった。その練習に根気よく付き合ってくれるプロがいます。

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「エージェントに頼るのも不安」という人には、転職のやり方そのものを教わって身につける選択肢もあります。

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