「営業はやめとけ」——転職を考えて検索すると、必ずと言っていいほど出てくる言葉です。ノルマ、飛び込み、体育会系、詰められる毎日。正直、怖くなりますよね。
僕は家電量販店の販売職から法人営業に転職しました。転職活動中、当時の先輩には「お前じゃ営業は無理だろ」とはっきり言われました。人間力が足りない、接客も販売レベル、メンタルも弱すぎる、と。
でも実際に入ってみたら、想像していた営業とはかなり違いました。この記事では「やめとけ」と言われる理由を分解したうえで、どの営業がやめとけで、どの営業ならしんどくないのかを、販売職からの実体験で整理します。
この記事の結論(先に言います)
・「営業はやめとけ」の多くは、飛び込み・精神論・体育会系という“昭和の営業”のイメージを指している
・一方で、論理と計画で動く営業(法人営業やインサイドセールスなど)は、量販店の販売職よりむしろ穏やかだった
・つまり問題は「営業かどうか」ではなく「どの営業か」と「どんな環境か」。ここを見分けられれば、やめとけは全部には当てはまらない
そもそも、なぜ「営業はやめとけ」と言われるのか
「やめとけ」と言う人が思い浮かべている営業には、だいたい共通点があります。順番に見ていきます。
① ノルマと「詰め」がきつい
壁に個人の売上が張り出され、達成できないと会議で吊るし上げられる。数字だけで人格まで否定される——このイメージが「やめとけ」の中心です。僕自身、販売時代は「そこにロボットを置いた方がマシ」と上司に詰められたことがあり、数字で人を殴る職場のしんどさは身をもって知っています。
② 飛び込み・テレアポの消耗
知らない家や会社をひたすら訪ね、断られ続ける。外回りで一日中歩き、成果が出ないと自分を責める。体力も心も削られる営業スタイルが「営業=つらい」の象徴になっています。
③ 体育会系・精神論の空気
「気合いだ」「根性で売ってこい」という文化。僕が転職を決めたとき、先輩には「どーせ気合いと根性で殴られる会社でしょ」と笑われました。営業=こういう空気、という決めつけは、いまだに根強く残っています。
ここまで読んで「やっぱり自分には無理だ」と感じたなら、それはあなたが弱いからではありません。上のような環境は、誰にとってもしんどいものです。ただ、その怖さを一人で抱えたまま動けなくなるのは、いちばんもったいない。僕を最初に前へ押してくれたのは、20代の転職を数多く見てきたプロに、この不安をそのまま話せたことでした。
でも、それは「昭和の営業」の話かもしれない
「お前じゃ営業は無理だろ」と言われて入った会社は、先輩の予想とは真逆でした。
確かに、先輩の言ったことは半分は当たっていました。社会人としてのスキルは足りなかったし、電話も苦手で、最初はうまく案内もできませんでした。でも周りの仲間が一つずつ教えてくれて、徐々にコツを掴んでいけた。
そして残りの半分は、完全に外れていました。ブラックでも、気合い一辺倒の会社でもなかった。常に論理的で、計画的に物事が進んでいく。活気がありながら、思いやりの残った雰囲気で、営業のイメージが大きく変わったのを覚えています。
壁に数字を張り出される、外回りで走り疲れる、先方に土下座する——そういうのは昭和の残像であって、令和の営業はもっとスマートだった。少なくとも、僕が入った会社はそうでした。
もちろん、いまだに①〜③のような営業も残っています。だから大事なのは「営業をやめる/やめない」ではなく、どの営業なら消耗しないかを見分けることです。
「やめとけ」が当てはまる営業と、そうでない営業
ひとくちに営業と言っても、扱う相手も売り方もまるで違います。販売職から見て「これは穏やかだった」と思えたタイプを挙げます。
法人営業(BtoB)
個人ではなく企業を相手にする営業です(BtoB(法人営業とは?))。感情でなく数字と課題で話が進むため、飛び込みや押し売りより「相手の困りごとを一緒に整理する」仕事に近い。量販店で不特定多数を相手に消耗していた僕には、これが合っていました。
インサイドセールス(IS)
訪問せず、電話やメール・オンラインで見込み客とやりとりする内勤型の営業です(IS(インサイドセールスとは?))。外回りで走り疲れることがなく、トークもある程度型が決まっているので、話すのが得意でない人でも準備で戦えます。
SaaS・IT系の営業
クラウド型のサービスなどを扱う営業です(SaaS(サースとは?))。売って終わりではなく、導入後に使い続けてもらうことが重視されるため、精神論より「顧客の成功をどう作るか」という発想で動く会社が多い傾向にあります。
逆に慎重になった方がいい営業
個人宅への飛び込み中心、歩合の比率が極端に高い、選考でやたら「気合い」「やる気」ばかり強調してくる——こうした営業は、「やめとけ」がそのまま当てはまりやすい。求人票と面接の空気で、ある程度は見分けられます。
「自分にどの営業が向くのか」なんて、一人で求人を眺めていても分かりませんでした。僕の場合は、話すのが苦手だという不安を面接対策ごとプロに預けたことで、初めて前に進めました。話す内容をキーワードだけ決めて、結論から話す——その練習に付き合ってくれる人がいたから、面接の不安が消えていったんです。
「無理だ」と言われた僕が、転職するまでに起きたこと
入社時、量販店の仕事は「覚えれば誰でもできる」と言われて入りました。でも3ヶ月、4ヶ月経ってもできる気がしない。SVからは「ちゃんとやって」が毎日のように飛んでくる。誰でもできる仕事ができないなら、自分に価値なんてないんじゃないか——本気でそう思っていました。転職する先すらないだろう、と。
それでも、とりあえず転職サイトに登録してみました。結果は、自分の予想と全然違いました。
10社に応募して、5社が一次選考を通過。そのうち2社は二次まで進みました。通った理由を聞くと、「若いので」「明るいから」「販売をしていれば一次は通過で」。自分の価値をいちばん低く見積もっていたのは、他でもない自分自身でした。
これは、家電量販店の販売職から法人営業へ実際に移った僕自身の記録です。エージェントで華々しく決めた武勇伝ではありません。ただ「誰でもできる仕事ができない」と落ち込んでいた人間でも、環境を変えたら評価が変わった、という事実です。
参考までに、厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」でも、大学卒で就職後3年以内に離職する人は例年およそ3割にのぼります。早めに動くことは、決してあなただけの特別な逃げではありません。
まとめ:「やめとけ」を鵜呑みにしないために
「お前じゃ無理だ」と言われて、自分でもそう思い込んでいた頃の僕に、いちばん必要だったのはこれでした。自分の強みを、他人の目で言語化してもらうことです。
「エージェントに頼るのも不安」という人には、教わって身につけるという選択肢もあります。
※本記事はアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。記載の体験談は筆者「かんた」自身の販売職から法人営業・インサイドセールスへの転職に基づくもので、紹介している各転職サービスを実際に利用した体験ではありません。サービスの詳細・最新情報は各公式サイトをご確認ください。


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