営業なのに年収が上がらない。20代で「伸びる会社」に移る判断基準

営業なのに年収が上がらない。20代で伸びる会社に移る判断基準 転職コラム

レジ締めのあと、店長に「お前が立ってても、ロボットが並べた方が売れるだろ」と笑われた。売上はちゃんと作っている。なのに時給は一年経ってもほとんど変わらない。心のどこかで「自分はこんなところで終わる人間じゃない」と思っているのに、その”どこか”にどう行けばいいのか分からない——僕もずっとそうでした。

この記事でわかること

・営業なのに年収が上がらないのは「あなたの実力不足」ではなく「今いる場所の構造」であること

・給料が頭打ちになる会社と、20代のうちに年収が伸びる会社の見分け方

・話すのが得意じゃない・地頭に自信がない自分でも、伸びる場所に移るための現実的な手順

「売上は出してるのに、給料が上がらない」の正体

頑張って数字を作っても、給料に返ってこない

店頭で頭を下げて、クレームを受けて、それでも売上は前年を超えている。なのに給料明細はほとんど動かない。インセンティブは雀の涙で、昇給は年に数千円。「これ、あと何年やっても同じでは?」という感覚は、たいてい正しいです。小売・サービス業は一人あたりが生む利益(粗利)に上限があり、その上限が給与テーブルの天井をそのまま決めてしまうからです。

詰められるのは自分のせいだと思い込んでしまう

「気合が足りない」「なんで売れないんだ」と詰められ続けると、上がらない給料まで自分の能力のせいに思えてきます。でも、同じ人が扱う商材の単価が10倍の会社に移っただけで年収が変わる、というのは営業では普通に起きます。詰めてくる上司の言葉と、あなたの市場価値は別物です。

「転職して上げたい。でも次で失敗したら後がない」

年収を上げたい気持ちはある。ただ、話すのが得意なわけでも、地頭に自信があるわけでもない。「コミュ力のない自分が今より良い会社に行けるのか」「一度動いて外したら、もう戻れないんじゃないか」——この怖さで足が止まっている人が、いちばん多いです。

この「自分の価値が分からないから動けない」状態を、僕は一人では抜け出せませんでした。最初にやってよかったのは、自分の市場価値を他人の目で言語化してもらうことでした。

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年収が上がらないのは「場所」の問題

身も蓋もない話ですが、年収は「どれだけ頑張ったか」より「どこで働くか」で大きく決まります。転職サービスdodaの「2024年度版 決定年収レポート」によると、転職で年収が上がった人の割合は59.3%と、過去6年で最も高くなりました。さらにdodaの「年代別 転職時の年収変動レポート(2024年度上期)」では、20代の平均決定年収額が2019年度同期比で111%に上昇しています。つまり、20代の転職は「年収を下げる賭け」ではなく、むしろ上げやすいタイミングだということです。

逃げの転職ではなく、伸びる場所に移るという発想に切り替えると、見るべきポイントははっきりします。「一人あたりの粗利が大きい商材か」「成果が給与に反映される仕組みがあるか」「その業界自体が伸びているか」。この3つが揃う職種を、下に整理します。

20代のうちに年収が伸びやすい4つの方向

法人営業

個人向け(BtoC)から法人向けへ移るだけで、扱う金額の桁が変わり、成果が給与に反映されやすくなります。法人営業とは何か、個人営業との違いは BtoB営業(法人営業とは?) にまとめています。店頭で培った「相手の様子を見て話す力」は、実は法人営業でそのまま武器になります。

インサイドセールス

電話やオンライン中心で見込み客に接触する内勤型の営業です(詳しくは IS(インサイドセールスとは?))。飛び込みや接待が少なく、トークは「型」で学べるため、話すのが得意でない人ほど成果を出しやすい職種です。僕自身、話す内容をキーワードだけ決めて結論から話す練習をしたら、面接の不安がすっと消えました。

カスタマーサクセス

売って終わりではなく、契約後の顧客に伴走して成果を出させる職種です(CS(カスタマーサクセスとは?))。詰めて売る文化が薄く、「人に丁寧に向き合う」ことが評価されるため、感情労働で消耗してきた人と相性がいい方向です。

SaaS・IT系の営業

クラウド型のソフトを提供する業界(SaaS(サースとは?))は成長市場で、給与レンジそのものが高めに設定されています。未経験からでも、インサイドセールス経由で入っていくルートが現実的です。dodaのレポートでも上昇幅の大きい業種として「IT・通信」が挙がっています。

とはいえ「一人で選ぶのは怖い」「外したら後がない」という不安は消えません。あの頃の僕に教えたいのが、20代の転職を知り尽くした人と一緒に選ぶ、という選択肢でした。

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まとめ:年収を上げたいなら、場所を変える

頑張っても給料が上がらないのは、あなたの実力ではなく、給与の天井がある業界・会社の構造が原因のことが多い。
dodaの調査では転職で年収が上がった人は59.3%、20代の決定年収は5年前の111%。20代の転職は年収を上げやすいタイミング。
見るべきは「粗利の大きい商材か」「成果が給与に反映されるか」「業界が伸びているか」。法人営業・インサイドセールス・カスタマーサクセス・SaaS営業がその候補。
話すのが苦手でも、地頭に自信がなくても、型で学べる職種と伴走してくれるプロを選べば、動ける。

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