営業が楽しくない20代へ。それ、あなたのせいじゃなくて”場所”かもしれない

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営業が楽しくない20代へ。それ、あなたのせいじゃなくて”場所”かもしれない


営業、楽しくないですよね。

朝起きると気が重い。数字に追われて、頑張っても手応えがなくて、「自分はこの仕事に向いてないのかな」と感じてしまう。もしあなたが今そんな状態なら、この記事はきっと役に立ちます。

先に言っておきます。これは「営業はやりがいのある仕事だ!」みたいな根性論でも、「考え方を変えれば楽しくなる」みたいな精神論でもありません。

むしろ逆です。あなたが営業を楽しめないのは、あなたが悪いんじゃなくて、今いる”場所”のせいかもしれない——僕自身がそう気づいて人生が変わったので、その話をします。

かつての僕も、まったく同じ場所で、まったく同じことを感じていました。

僕も「営業が楽しくない」の沼にいた

社会人のスタートは、家電量販店の販売員でした。

毎日、立ちっぱなし。これが地味にきつい。夕方には足が棒のようになって、頭もぼんやりしてくる。なのに、不思議と「仕事をした」という実感がないんです。体力だけが削られて、心は満たされない。

正直に書いておくと、僕はもともと内気で、吃音もあります。言葉がスッと出てこないことがある。だから、お客様の前でハキハキ話して売り込む販売の仕事は、最初から相性が悪かったんだと思います。当時は「自分が営業に向いてないだけだ」と思い込んでいました。

そして、とにかく怒られました。

たとえば、お客様の住所を入力するとき。番地を「1の1」と書くか「1-1」と書くか——たったそれだけのことで詰められる。今思えば笑ってしまうような些細なことです。でも当時は、その一文字の違いで上司から呼び出されました。

しかもその怒り方が、ひどかった。お客様のすぐそばで、鼻先10センチくらいの距離で怒号を浴びせられるんです。お客様の前で、です。あの屈辱は今でも忘れられません。気をつけているつもりでも、また何かで詰められる。だんだん「自分はダメな人間なんじゃないか」と思うようになっていきました。

職場の空気も、独特でした。誰も逆らえない年配の店長がいて、その周りには、ひたすら機嫌をうかがうことに必死な年上の社員たち。みんな、過去のやり方に囚われて、夢を持てなくなっているように見えました。

何より苦しかったのは、頑張りに再現性がなかったことです。今日は売れた。でも昨日は売れなかった。何が良くて何がダメだったのか、自分でもよく分からない。要するに運任せ。だから、努力してもモチベーションが続かないんです。

そして、いちばん象徴的だったのが——「早く今日が終わらないかな」と、何度も時計を確認していたことです。あの頃の1日は、本当に長かった。

もし今のあなたが、これに近い感覚を持っているなら——次の章を読んでみてください。

でも、それ”あなたのせい”じゃないかもしれない

営業が楽しくないとき、人はたいてい原因を自分の中に探します。「自分にはセンスがない」「メンタルが弱い」「努力が足りないんだ」——でも、ちょっと待ってください。

僕が後になって気づいたのは、楽しくなさの多くは”環境”が生み出しているということです。能力や根性の問題じゃない。場所の問題なんです。

人がくすぶってしまう”場所”には、だいたい共通点があります。

1. 努力に再現性がない

頑張り方が運任せで、「こうすれば成果が出る」という型がない。これだとどれだけ努力しても自信が積み上がりません。

2. 体力勝負で、思考を使う余白がない

ずっと動き回って消耗していると、考えてもっと良くしようというエネルギーが残らない。改善できないから、ずっと同じところで足踏みします。

3. 目標が曖昧で、周りに熱量がない

何を目指しているのか分からない。上司も同僚も淡々としている。そんな環境では、誰だってモチベーションを保てません。

4. 尊敬できる人がいない/理不尽が放置されている

お客様の前で怒鳴られる、機嫌取りばかりがうまくいく、数字のために平気で嘘をつく——そんな光景が当たり前になっている場所では、頑張る意味を見失います。

これ、どうでしょう。心当たり、ありませんか。

もし当てはまるなら、はっきり言います。その環境では、あなたが弱いんじゃなくて、誰がいてもくすぶります。あなたの価値の問題じゃないんです。

場所を変えたら、同じ”営業”でも別物だった

僕は「このままじゃ何も変わらない」と思って、法人向けの無形商材を扱う営業に飛び込みました。正直、最初からうまくいったわけじゃありません。でも、同じ「営業」という仕事なのに、見えてくる景色がまるで違ったんです。

伝え方を磨けば、ちゃんと成果につながった

販売時代は何が良かったのか分からなかったのに、ここでは「こう伝えたから響いた」と理由が見えた。努力が成果に直結する感覚を、初めて味わいました。そして、販売ではハンデでしかなかった「内気さ」や「吃音」が、むしろ武器になったんです。口がうまく回らないぶん、「何を、どう伝えるか」を人一倍考えて準備するようになりました。

テレアポは、件数と振り返りで再現性が出た

数をこなして、終わったら振り返る。これを繰り返すと、ちゃんと精度が上がっていく。運任せじゃない。「やった分だけ返ってくる」という手応えがありました。

体力じゃなく、頭を仕事に使えた

立ちっぱなしで消耗することがなくなり、考えるリソースを全部仕事に注げるようになった。改善のサイクルが回り出すと、仕事はどんどん面白くなっていきます。

目標が明確で、同世代が夢を持って走っていた

何を目指すかがはっきりしていて、周りの仲間も熱量が高い。職場は20代前半が多くて、とにかく活気がありました。そして——1日が過ぎるのが、早すぎたんです。家電量販店時代は「早く終わらないかな」と時計ばかり見ていた。なのに転職先では、気づいたら1日が終わっている。日に日に自分が成長している実感がありました。

このとき、ようやく気づいたんです。僕は営業が嫌いだったんじゃない。あの場所が、自分に合っていなかっただけだった、と。

頑張りが報われる場所は、ちゃんとある

ここで伝えたいのは、シンプルなことです。場所を選べば、頑張った分だけ報われる

努力に再現性のある環境では、頑張りがちゃんと成果になり、成果はちゃんと収入になります。お金の不安が減ると、考え方まで柔らかくなる。視野が広がって、前向きな選択ができるようになる。僕自身がそうでした。

「今すぐ会社を辞めろ」と言っているわけじゃありません。ただ、知っておいてほしいんです。今いる場所が、世界の全てじゃないということを。

まずは、「自分に合う場所ってどんなところだろう」と考えてみることから始めてみてください。

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まとめ:楽しくないのは、あなたの価値の問題じゃない

最後にもう一度だけ言わせてください。

営業が楽しくないのは、あなたにセンスがないからでも、根性が足りないからでもありません。今いる”場所”が、あなたに合っていないだけかもしれない

もし「転職を考えてるけど、まだ入社して間もないし早すぎるかも…」と迷うなら、その不安についてはこちらで書いています。(→ 第二新卒の転職は早すぎる?と迷う20代へ

僕は内気で吃音もあって、ずっと「自分は営業に向いてない」と思っていました。でも、それは向き不向きじゃなく、ただ場所が違っただけだった。あなたが今「向いてない」と感じている弱点も、場所が変われば武器になるかもしれません。(→ 「営業に向いてない」と思ってるあなたへ

そして、「じゃあ、自分に合う場所ってどうやって探すの?」と思ったら。具体的な動き方を、こちらの記事にまとめています。(→ 営業を辞めたい・転職したい20代へ。動き出す前にやるべき5つのこと


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