今日も一日、売り場で突っ立ったまま終わった。「そんな売り方じゃロボットのほうがマシだ」と詰められた帰り道、ふと「自分はこのまま接客で消耗して終わるのか」と虚無感に襲われる——。そんな毎日から抜け出したくて、「もう営業も接客もやめて、事務で静かに働きたい」と考える20代は少なくありません。でも「営業から事務って難しいんじゃ?」という不安も同時にあるはずです。この記事は、そのモヤモヤを一緒に整理するために書きました。
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この記事でわかること
・営業から事務への転職が「難しい」と言われる本当の理由
・それでも20代なら十分に道がある、現実的なステップ
・事務以外にもある「詰められない働き方」の選択肢
・「逃げの転職かも」と一人で抱え込まずに方向性を整理する方法
「もう営業は無理だ」——その気持ちを言葉にしてみる
詰められる毎日に、心がすり減った
数字が届かないと詰められ、届いても翌月にはまたゼロから。「お前の代わりはいくらでもいる」と言われるたびに、自分の価値がすり減っていく感覚。売り場に立っているのに、心はどこか遠くにある。この虚無感は、真面目にやってきた人ほど強く感じます。
ノルマと数字から、とにかく解放されたい
「静かにコツコツ、決められた仕事を正確にやりたい」。事務職に憧れる人の多くが、この気持ちを口にします。毎月追いかけられる数字から降りて、落ち着いて働きたい——それは決してわがままではありません。
でも「逃げの転職」だと思われそうで動けない
「営業が嫌で事務に逃げた、と思われるんじゃないか」「自分には事務で通用する強みなんて何もない」。そう考えて足が止まってしまう。実はこの”自分には何もない”という思い込みこそ、動けなくなる一番の原因です。
一人で抱えていたこの不安を、僕自身も結局、プロに話すことでしか解けませんでした。あの頃の自分に教えたいのがこれです。
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正直に言うと、営業から事務は「簡単ではない」
まず、きれいごとを抜きにします。営業から事務への転職は、たしかにハードルがあります。理由は主に3つです。
1つ目は、事務職は応募が集まりやすいこと。「落ち着いて働きたい」と考える人は多く、未経験だと競争になりやすい職種です。2つ目は、給与が下がりやすいこと。成果給のある営業から内勤事務に移ると、月収ベースで下がるケースがあります。3つ目は、「なぜ事務なのか」を説明しにくいこと。「営業が嫌だから」だけでは、採用担当者に響きません。
——ここまで読んで、「やっぱり無理か」と思ったかもしれません。でも、話はここで終わりません。
20代の第二新卒なら、前提が変わります。プロに相談したとき、こう言われました。「若いうちは”何ができるか”より”何をしたいか”で評価される。新卒と違って、たくさん受けて落ちてもいい」。そしてもう一つ、大事な問い直しがあります。あなたが本当に嫌なのは”営業”そのものではなく、”売り場で一方的に詰められる働き方”なのではないか、ということです。そこが分かると、選択肢は事務だけではなくなります。
「詰められない働き方」への現実的な選択肢
事務を目指すのも一つ。でも「営業経験を活かしつつ、詰められない環境」に移る道もあります。20代で移りやすい方向を、落ち着いた順に並べてみます。
一般事務・営業事務
内勤で、決められた業務を正確に回す仕事。もっとも「静かに働きたい」に近い選択肢です。人気で競争にはなりますが、営業で培った顧客対応や社内調整の力は「営業事務」で強く活きます。まずは営業事務から入り、後方支援の経験を積むルートが現実的です。
人事・総務・経理などのバックオフィス
専門性を積み上げていける職種。未経験だと求人は限られますが、20代なら「ポテンシャル採用」の余地があります。営業で身につけた「相手の立場で考える力」は、社内の人と関わる仕事でそのまま武器になります。
インサイドセールス(内勤型の営業)
電話やメール、オンラインで見込み客とやりとりする内勤の営業です。飛び込みや店頭での消耗はなく、事務の落ち着きと営業のキャリア性の”中間”にあります。「営業は嫌だけど、身につけた対人経験は捨てたくない」人に向いています。用語の詳しい違いは IS(インサイドセールスとは?) を参照してください。
カスタマーサクセス
すでに契約している顧客に伴走し、使いこなしを支える仕事。新規を追いかけて詰められる営業とは性質が違い、「ありがとう」をもらいやすいのが特徴です。SaaS(月額制のサービス)企業を中心に、CS(カスタマーサクセスとは?) の求人が増えています。BtoB(企業向け)中心なので、店頭の理不尽とは無縁です。
「事務が第一希望だけど、面接で”なぜ?”にうまく答えられる自信がない」。その不安を消してくれたのは、話す中身をキーワードだけ決めて練習させてくれる存在でした。あの頃の僕に教えたいのがこれです。
20代で「営業→事務(あるいは内勤)」に移る現実的なステップ
順番に整理すると、動き出しはシンプルです。
まず、「本当に嫌なもの」を切り分ける。営業そのものが嫌なのか、店頭で詰められる環境が嫌なのか。ここで行き先が変わります。次に、営業経験を”事務でも使える言葉”に翻訳する。顧客対応、クレーム処理、在庫・数字の管理、社内調整——これらは全部、事務・バックオフィスで評価される経験です。最後に、「なぜその職種か」を前向きな言葉にする。「逃げ」ではなく「こういう働き方で力を発揮したい」に変換する。この翻訳作業は、一人でやると”自分には何もない”に逆戻りしがちなので、第三者と一緒にやるのが近道です。
まとめ
「営業から移るなんて早すぎないか」「次で失敗したら後がない」——不安だらけだった僕を支えてくれたのは、20代専門のこういうサポートでした。
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「エージェントに頼るのも不安」という人には、教わって身につけてから動く選択肢もあります。
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